ニュース&記者コラム

【玉野GⅢ最終日S級決勝】松浦 広島記念4V

 玉野競輪の広島競輪開設72周年記念㏌玉野「ひろしまピースカップ(GⅢ)」は12月15日、12Rで決勝戦が行われ、松浦悠士(34・広島=98期)が、太田海也マークから3角番手捲りで押し切りV。広島記念4回目、通算22回目のGⅢ優勝を飾った。

 スタートを取ったのはグランプリ戦士の新山。松浦は勝負どころで前を任せた太田海のダッシュにかけることになった。太田海が赤板で一気に前団を叩く。「海也がめちゃくちゃうまかった」と松浦。新山の突っ張りを許さず単騎勢が切り替える最高の展開になり、打鐘でV確率は高まった。

 「海也のペースが速くてどうなるかと思った。バックで止まった感じだったので踏ませてもらいました」

 最後はスキを見せずにゴールを駆け抜けた。今年は落車の影響もあってグランプリ出場ならず。それでも競輪祭から調子を取り戻した。「競輪祭前のことは忘れました。ようやく自分らしい走りができるようになりました」と手応えをつかんでの地元記念Vだった。

 来年の目標はもちろんタイトルを獲ってのグランプリ出場だ。来年には広島競輪場が生まれ変わって再開。最高の舞台も待っている。「反撃の態勢は整っています。新しいバンクを盛り上げていきたい」。気持ちも新たに最強の称号を取り戻す。(緒方 泰士) 

 ◇松浦 悠士(まつうら・ゆうじ)1990年(平2)11月21日生まれ、広島県出身の34歳。98期生。通算成績は1283戦372勝。GⅠ3V、GⅡ5V。KEIRINグランプリ23の覇者。GⅢは今回で22V。1㍍68、73㌔。血液型O。

 次走 優勝した松浦悠士は佐世保GⅢ(19~22日)、2着の山田庸平は熊本FⅠ(23~25日)、3着の池田良は松阪FⅠ(28~30日)。

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